こんにちは! 円城寺です。
小城市三日月町の、O様邸屋根改修工事に着工しました。
O様邸は以前、キッチンや浴室のリフォーム工事でお世話になったお客様で、
今回は、屋根のリフォーム工事を依頼して頂きました。(^.^)
O様邸は、築80年位経った大きな和風の住宅で、建坪は70坪以上あると思います。
2階の天井の雨漏りが発端で調査した結果、屋根瓦に問題が有ることが分かり、
屋根瓦を取り替えることになりました。
工事前の様子です。
右側には広縁などが有ります。
(全体は写真に入りません)
今回瓦を取り替える2階の西面の屋根です。
写真では綺麗に見えますが、瓦のずれ・隙間が
あっちこっちに有ります。
下の板金の屋根はシートで養生をして、
この上に合板を敷いて傷に備えます。(-_-;)
まずは、クレーンで吊ったバケットで瓦を下します。
その後、上の方から屋根土を剥ぎます。
(屋根勾配が45度くらいあります。)
初日は、みんな土ホコリで真っ黒になりました。m(__)m
慎重に土を剥いで行きます。
手前の軒先が今回取り替える部分です。
長年の雨漏りで、修理を何回も行ってありました。
屋根土の下は、杉の皮が敷いてあり、その下は
竹を取付けて有りました。
(色々と勉強になります)
竹も綺麗に外して、やっとタルキが出てきました。
天井の上に落ちた土も、綺麗に取り出します。
この後、軒先を解体して初日は終了しました。
翌日は、2人で軒先を取付けている間に
あとの2人で屋根の板を上の方から貼って、
行きます。
この屋根は二重タルキになっていて、下の化粧タルキと
上の野タルキになっています。
屋根土の厚みの分を野タルキの上にもう一本重ねて取付けます。
内部の梁や桁の材料は、大きい材料を使ってあります。
取り替えた軒先の部分です。
隅木が跳ね上がっているのが分かります。
綺麗に収まりました。
この後は、川上美輝の深川さんにキシラデコールで
仕上げてもらいます。(^_^)/~
隅木の所です。
元の反りに合わせて曲げて加工します。
(これが一番大変な部分です。)
最近の若い大工さんには、これは作れないかも?
現在は、タカサゴルーフの職人さんが、仕上げ工事を行っています。
途中経過を報告しますので、お楽しみに! 円城寺。